三菱自動車、益子氏が社長退任 CEOは続投 

三菱自動車の益子修社長

 三菱自動車は23日、益子修社長(68)が社長職を退任し、最高経営責任者(CEO)の専任とする人事を発表した。社長は空席とする。「古い社風を変え、新しい風を取り入れる」(益子氏)と狙いを説明するが、燃費不正に関し一定の責任を取ったとの見方もある。

 益子氏は燃費不正が行われた当時にトップを務めていた。当初は再生への道筋が付いた段階で身を引く考えを示していたが、資本提携した日産自動車のカルロス・ゴーン氏が慰留し、続投した経緯がある。


  • LINEで送る