安倍首相の在職日数、歴代5位に 小泉氏抜き、戦後3位 

 安倍晋三首相の在職日数が28日で第1次内閣(2006~07年)と通算で1981日となり、小泉純一郎元首相を抜いて歴代単独5位となった。戦後の首相では3位。来年9月の自民党総裁選で3選を果たせば任期は21年9月まで延び、歴代最長が視野に入る。

 首相は今月3日のビデオメッセージで東京五輪・パラリンピックが開かれる20年の改正憲法施行を目標に掲げた。今年1月のインタビューでも党総裁続投に意欲をにじませている。

 安倍政権が続いた場合、19年8月23日に在職日数2798日に達し、戦後トップの佐藤栄作氏に並ぶ。同11月19日には歴代最長となる戦前の桂太郎氏の2886日に追い付く。

 菅義偉官房長官は26日の記者会見で政権の優先的課題として(1)デフレ脱却(2)危機管理(3)東日本大震災からの復興(4)1億総活躍社会の実現―を挙げた。同時に「政権は何をやったかが一番大事だ。安倍政権は政治主導で改革意欲に富んで国を前に進めてきた。政策を一つ一つ着実に前へ進めていく」と語った。


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