G7、結束強化の声明発表 「テロ対策は優先課題」 

記念撮影を終え、引き揚げる(左から)イタリアのジェンティローニ首相、フランスのマクロン大統領、安倍首相、メイ英首相、ユンケル欧州委員長=26日、イタリア南部シチリア島タオルミナ(代表撮影・共同)

 【タオルミナ共同】イタリア・タオルミナで開幕した先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)は26日、「テロと過激主義への対策は優先課題」として結束強化の方針を打ち出し、テロ資金根絶やテロリストによるインターネットの悪用と戦うことをうたった「タオルミナ声明」を発表した。

 G7首脳は声明で、英中部マンチェスターで22日に起きた自爆テロの犠牲者らに深い哀悼の意を示し、最も強い言葉でテロを非難するとした。初日の会合後に記者会見したメイ英首相は「重要な一歩を踏み出した」と述べ、G7が足並みをそろえてテロに立ち向かうことを歓迎した。


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