2017年5月26日 09:12 | 無料公開
政府は26日、2016年度版の森林・林業白書を閣議決定した。16年の木材輸出額は前年度比4%増の238億円で、5年前の11年に比べ約2・5倍に拡大。中国などアジア圏で住宅建設に伴う需要が好調に推移し、海外展開に望みが出てきていることを紹介した。 国・地域別の16年の輸出額は中国が最多の90億円で、5年前の約3・8倍。フィリピンや韓国向けの伸びも目立った。スギやヒノキの人気が高く、白書は「丸太中心から、高度な加工技術を生かした製品の輸出への転換、新たな輸出先の開拓に取り組む」と強調した。