南スーダンPKO陸自全て撤収 5年で幕、新任務行わず 

南スーダンでのPKOを終え、ジュバから出発する陸上自衛隊の隊員=25日(共同)

 【ジュバ共同】南スーダン国連平和維持活動(PKO)に参加してきた陸上自衛隊部隊は25日午後(日本時間同日夜)、首都ジュバから全て撤収し、5年強の活動を終えた。自衛隊が部隊を派遣するPKOはなくなり、日本政府は新たな国際貢献策を検討している。安全保障関連法に基づき、昨年12月に部隊への運用が始まった「駆け付け警護」などの新任務は行われないままでの撤収となった。

 撤収は4月から順次行われ、第1陣から第3陣までの計約310人は既に帰国。防衛省によると、第4陣は田中隊長を含む約40人。第4陣はこの日、民間機でジュバの空港を出発、青森空港に27日に到着する予定だ。


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