2017年5月24日 11:21 | 無料公開
「こうのとりのゆりかご」の預け入れ状況などについて記者会見する慈恵病院の蓮田健副院長=24日午前、熊本市
親が育てられない赤ちゃんを匿名で預け入れる「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)を設置する熊本市の慈恵病院の蓮田健副院長は24日、2016年度の預け入れが5人だったことに関し「非常に少ないと感じる。30人程度はあってもおかしくない」と述べた。病院で記者会見した。
ゆりかごは07年5月10日に運用を始めた。預け入れは08年度の25人が最多で、近年は年10人程度で推移。16年度の5人は過去最少で、10年間での累計は130人だった。
蓮田副院長は、減少の背景に認知度の低下や熊本という地理的問題があると分析した。