熱中症搬送、前週から倍増 15~21日、消防庁集計 

 総務省消防庁は23日、15~21日の1週間に、全国で984人が熱中症で搬送されたとの速報値を発表した。各地で気温が上がり、前週の462人から倍増した。死亡した人はいなかった。

 一部地域で30度以上の「真夏日」を記録した20、21両日に、搬送者数が計722人と集中した。同庁は今後も気温の上昇が見込まれるとして、小まめな水分補給や適度な休憩などの対策を取るよう呼び掛けている。

 集計によると、3週間以上の入院が必要な重症者は20人、短期の入院が必要な中等症は276人だった。65歳以上の高齢者は全体の46・5%を占めた。


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