政府、ゲノム編集のルール検討 人受精卵研究、学会審査へ 

 遺伝子を自在に改変できる「ゲノム編集」技術について、政府が人の受精卵に使う研究の包括的なルール作りを検討していることが28日、分かった。総合科学技術・イノベーション会議に新たな組織を設置する方向で調整している。

 政府が2004年にまとめた基本方針では、受精卵を損なう研究を認めていないが、ゲノム編集など最新の技術について具体的な記載はない。

 関係者によると、新たな組織では、人受精卵にゲノム編集を用いる研究の在り方について広く議論。関連学会から専門的な助言も受ける。


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