広島・原爆資料館がリニューアル 惨状をCGで表現する装置新設 

リニューアルオープンした広島市の原爆資料館東館で、原爆投下前後の街の様子を再現するCG映像を見る修学旅行生ら=26日午前

 広島市の原爆資料館東館が26日、リニューアルオープンした。原爆投下前後の街の様子を再現するCG映像の投影装置「ホワイトパノラマ」などを新設。東館の再開に伴い、耐震工事のため本館を閉館し、来年7月の全館オープンを目指す。

 投影装置では、街が一瞬にして破壊される様子を直径5mの白い街の模型に約1分30秒、CG映像で投影。ほかにも34台のタッチパネルを設置し、日本語と英語で詳しい資料が見られる。

 焦げた三輪車や、白血病のため12歳で亡くなった佐々木禎子さんが作った折り鶴など、従来の資料も展示する。オバマ前米大統領が昨年広島を訪問し、寄贈した折り鶴も飾っている。


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