「無痛分娩」で女性死亡、大阪 業過疑い、医師書類送検へ 

 大阪府和泉市の産婦人科医院で1月、麻酔で痛みを和らげる「無痛分娩」で出産した女性(31)が、その後死亡していたことが25日、捜査関係者への取材で分かった。府警は医師が適切な措置を取らなかったとして、業務上過失致死容疑で書類送検する方針。

 捜査関係者によると、女性は和泉市の「老木レディスクリニック」で出産した際、背骨付近に局所麻酔の注射を受けた後、容体が急変し呼吸不全で意識不明の状態になった。子どもは無事生まれたが、女性は10日後、低酸素脳症で亡くなった。

 府警は、女性の容体を回復させるための人工呼吸を十分に続けないなど、適切な対応を怠ったとみている。


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