2017年4月24日 20:00 | 無料公開
会談を前にUAEのアブドラ外務・国際協力相(左)と握手する岸田外相=24日午後、東京都港区の飯倉公館
岸田文雄外相は24日、アラブ首長国連邦(UAE)のアブドラ外務・国際協力相と東京都内で会談し、日本企業が同国で持つ油田権益の多くが来年3月に期限を迎えることを踏まえ、権益更新への協力を求めた。両外相は、双方の企業進出を促す投資協定の早期締結を目指す方針で一致した。岸田氏は権益更新を見据え、2国間の関係強化を図った形だ。
日本にとりUAEはサウジアラビアに次ぐ原油供給国。国際石油開発帝石などが権益を持つアブダビ沖の油田群は、更新分だけで日本の輸入量の5%前後を産出する。