沖縄・与那国駐屯地が1年 警戒監視の重要性強調 

 防衛省が中国の海洋進出をにらんだ南西諸島の防衛力強化の一環として、沖縄県・与那国島(与那国町)に陸上自衛隊駐屯地と沿岸監視隊を創設して1年となり、記念式典が23日、同駐屯地で開かれた。小林鷹之政務官は「警戒監視が、わが国の情報の優越を確保し、各種事態の発生を抑止することに大きく寄与している」と述べ、中国を念頭に南西地域での活動の重要性を強調した。

 北に約150キロの尖閣諸島周辺では、領有権を主張する中国当局の船が領海侵入を繰り返し、緊張状態が続く。昨年3月に開設された与那国駐屯地では約160人が任務に当たり沿岸監視隊がレーダーで航空機や船舶の動きを監視。


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