仏大統領選、投票へ 第1回、テロ後厳戒の中 

21日、パリ・シャンゼリゼ通りで、警官銃撃テロが起きた現場付近を警戒する警察官ら(ゲッティ=共同)

 【パリ共同】11人が立候補したフランス大統領選は23日午前(日本時間同日午後)、全国約7万の投票所で第1回投票が始まる。即日開票され、同日夜(同24日朝)にも大勢が判明する見通し。過半数を得票した候補がいない場合、上位2人による決選投票が5月7日に行われる。有権者は約4700万人。

 選挙戦では欧州連合(EU)からの離脱や移民問題を主な争点に、主要4候補が最終盤まで大混戦を展開。20日にパリ最大の繁華街シャンゼリゼ通りで警官3人が死傷する銃撃テロが起き、厳戒態勢が敷かれる中、有権者への心理的な影響が予測を一層困難にさせた。


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