教育勅語「活用促す考えない」 政府、答弁書を閣議決定 

 政府は21日、教育勅語の学校での取り扱いに関し「政府としては、教育の場における教育勅語の活用を促す考えはない」との答弁書を閣議決定した。仲里利信衆院議員(無所属)の質問主意書への回答。

 政府は3月末から4月にかけて、複数回にわたり「わが国の教育の唯一の根本とするような指導を行うことは不適切だ」とする一方「憲法や教育基本法に反しないような形で教材として用いることまでは否定されない」との答弁書を閣議決定。

 「戦前回帰だ」と批判する野党側に対し、菅義偉官房長官が「指摘は当たらない。学校で積極的に活用する考えは全くない」と反論していた。


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