缶詰用缶納入で談合容疑 公取委、業界大手立ち入り 

 食品缶詰用の缶の納入を巡って談合した疑いが強まったとして、公正取引委員会は20日、独禁法違反(不当な取引制限)の疑いで、容器製造大手の東洋製缶、大和製缶、北海製缶(いずれも東京)の本社や工場などを立ち入り検査した。

 東洋製缶と北海製缶はそれぞれ「検査に全面的に協力する」、大和製缶は「調査を受けたのは事実」としている。

 関係者によると、各社は納入先である食品缶詰の製造業者について、お互いの取引先を奪い合わないように調整していた疑いがある。


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