2017年4月19日 14:15 | 無料公開
悪性リンパ腫の一種「ホジキンリンパ腫」を引き起こすタンパク質をマウスの実験で特定したと、国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所(大阪府茨木市)などのチームが19日までに米科学アカデミー紀要電子版に発表した。 治療は現在、抗がん剤が中心だが、予後が悪いケースもあり、このタンパク質を標的とした新たな薬剤開発につながる可能性があるという。 チームの安居輝人プロジェクトリーダーは「ホジキンリンパ腫の病態を示すモデルマウスを作ったのは世界初とみられ、発症メカニズムの解明や薬剤の候補物質の試験に役立つ」と話した。