集団感染で入浴施設を捜索、広島 県警、業過致死傷容疑 

 広島県三原市の入浴施設「みはらし温泉」で利用者がレジオネラ菌に集団感染し、1人が死亡した問題で、広島県警は30日、業務上過失致死傷容疑で同施設を家宅捜索した。

 レジオネラ菌は施設の浴槽から検出。施設を運営する「森川観光」(同市)は26日の記者会見で、月に1度の配管消毒の記録を付けていなかったと明らかにしており、県警は衛生管理に問題があった可能性があるとみて、押収した資料の分析を急ぐ。

 県によると、18日に最初の発症者を確認し、日帰り入浴客の50代男性が25日、肺炎のため死亡した。30日までに55人が肺炎などを発症し、50人が入院。


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