雪崩事故で現場検証 訓練実施の是非を捜査、栃木県警 

雪崩が起きた現場付近で検証する栃木県警の捜査員ら=30日午前7時57分、栃木県那須町

 登山講習会に参加した高校生ら8人が死亡した雪崩事故で、栃木県警は30日、業務上過失致死容疑で、事故があった同県那須町の那須温泉ファミリースキー場やその近辺の現場検証を行った。県警は、関係者からも事情を聴くなどしており、訓練に踏み切った判断や安全管理に問題がなかったか調べている。

 県警は消防などと共に、15人前後の態勢で午前7時15分ごろから現場検証を開始し、約3時間後に終了。救助時の状況や発見時の様子を確認した。

 講習会を主催した県高等学校体育連盟登山専門部は雪崩の危険を認識。計画していた登山を中止し、雪をかき分けて進むラッセル訓練に変更していた。


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