元麻薬取締官に有罪判決 犯人隠避事件、東京地裁 

 覚醒剤事件で捜査協力者の男の逃走を助けたり調書を偽造したりしたとして、犯人隠避と虚偽有印公文書作成・同行使の罪に問われた厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部の元麻薬取締官奥村憲博被告(46)=懲戒免職=に、東京地裁は27日、懲役2年6月、執行猶予4年(求刑懲役2年6月)の判決を言い渡した。

 判決によると、横浜分室所属だった昨年8月、捜査協力者が覚醒剤を密輸した際、「警察が捜査している可能性がある」などと伝えて逃走を手助けし、同1~4月には、別の覚醒剤事件の捜査で調書を偽造した。


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