2017年3月25日 05:56 | 無料公開
北海道の刑務所など6カ所で2012年1月~16年11月、収容中の受刑者らへの投薬ミスが相次ぎ、刑務官らが注意を受けた処分が計39件あったことが25日、情報公開請求や札幌矯正管区への取材で分かった。法務省は04年、投薬時に注意を払うよう全国の施設に通知したが、受刑者の高齢化や薬の多様化で刑務官の負担が増しているとの指摘もあり、課題が残る現状が明らかになった。 刑務所などの矯正施設での投薬ミスは、04年に山口刑務所(山口市)で判明したのを皮切りに各地で発覚。札幌矯正管区の調査でも、02年1月~04年5月に19件のミスが明らかになっていた。