森元首相が文春を提訴 五輪工事の記事巡り 

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会の会長を務める森喜朗元首相が、週刊文春の記事で名誉を傷つけられたとして文芸春秋(東京)に謝罪広告の掲載と計700万円の損害賠償を求め提訴していたことが分かった。27日に東京地裁で第1回口頭弁論があり、文春側は請求棄却を求めた。

 訴状によると、週刊文春は昨年9月15日号に「森喜朗親密企業が五輪案件を続々受注」との見出しで、同年10月13日号には「五輪のドン森喜朗の『暗部』」との見出しで、それぞれ記事を掲載した。

 文芸春秋は「記事は五輪予算と組織委員会会長との関係を検証したもので、十分自信を持っている」としている。


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