朴氏、最終弁論欠席の意向 厳しい質問回避か 

韓国の朴槿恵大統領の罷免に反対し、憲法裁判所の裁判官を非難するプラカードを掲げる人たち=25日、ソウル(共同)

 【ソウル共同】韓国の朴槿恵大統領の弁護団は26日、朴氏の罷免の可否を判断する弾劾審判で、朴氏本人が27日の憲法裁判所での最終弁論に出廷しないとの方針を憲法裁に伝達した。出廷した場合、朴氏を弾劾訴追し審理で「検事役」を担う国会側から厳しい質問を受けるのは必至で、朴氏が不利になると判断したとみられる。朴氏はこれまで一度も出廷していない。

 審理は27日結審の予定で、憲法裁は朴氏側に、本人が意見陳述するかどうか26日までに表明するよう求めていた。朴氏側は反論の機会が不足しているとの立場で、27日にもさらに審理の引き延ばしを図る可能性がある。


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