森友学園、用地「ひどい刺激臭」 業者、ごみ埋め戻し認める  

学校法人「森友学園」の小学校建設が進む取得用地=18日、大阪府豊中市

 大阪府豊中市の国有地を、学校法人「森友学園」(大阪市)が小学校建設用地として評価額より大幅に安い価格で取得していた問題で、用地のごみ撤去工事に関わった京都府の処理業者の男性が26日、共同通信の取材に、掘り出されたごみ交じりの土砂を半分程度埋め戻したと認めた。「現場では汚染土と呼ばれ、刺激臭がひどかった。この上で子どもたちが遊ぶのはどうなのかと思った」と語った。

 大阪府の松井一郎知事はごみの埋め立てを問題視。浅利敬一郎豊中市長も26日、共同通信に「府と協議して用地の再調査を検討したい」と話しており、土壌汚染が、学園の小学校認可に影響を与える可能性もある。


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