女性殺害、元名大生の鑑定医証言 「自分の興味満たす犯行」 

 2014年に女性が殺害され、12年に高校生2人が劇物を飲まされた事件で、殺人や殺人未遂罪に問われた名古屋大の元女子学生(21)の裁判員裁判公判が22日、名古屋地裁(山田耕司裁判長)であり、検察側の嘱託を受け元女子学生を精神鑑定した医師が証言台に立ち、一連の犯行は「被告自身の興味や関心を満たすためだった」と述べた。

 医師は面接結果などを基に元女子学生の関心が中学以降「死に関わる現象で一貫している」と指摘。元女子学生の気質について「他人の内面性に対する想像力が欠如している」と説明し、いずれの事件でも「被害者を実験動物のように扱った」とした。


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