仏極右党本部を捜索 秘書給与疑惑で当局 

 【パリ共同】欧州連合(EU)欧州議会議員で、春のフランス大統領選に出馬する極右、国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン党首らの秘書給与が不正支給された疑惑で、フランス捜査当局は20日、パリ近郊のFN本部を家宅捜索した。フランスのメディアが伝えた。

 報道によると、FNはルペン氏の友人らを2010~16年、秘書として欧州議会に登録。議会から計約30万ユーロ(約3600万円)の給与が支払われたが、実際には女性はパリ近郊のFN本部で党務のみに従事していた。

 議会から調査結果の報告を受け、フランスの予審判事が昨年末、背任、詐欺などの容疑で捜査を開始した。


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