アフガンで流出文化財お披露目 平山郁夫氏が集めて返還 

アフガニスタン国立博物館で開かれている流出文化財の展示会=15日、カブール(共同)

 アフガニスタンの首都カブールにあるアフガニスタン国立博物館で、日本画家の故平山郁夫氏らが集めて同国に返還した流出文化財の展示会が開かれている。アフガン政府は開催に当たり、平山氏の貢献に感謝の意を示し、勲章を授与した。

 展示会は13日から始まり、昨年夏に返還された102点のうち、アフガン北部のアイ・ハヌム遺跡から出土した「ゼウス神像の左足」など42点が展示されている。こうした文化財は、1989年に旧ソ連軍の撤退が完了した後の内戦下での略奪や、2001年のタリバン政権(当時)によるバーミヤン遺跡の大仏破壊をきっかけに、国外に流出していた。(カブール共同)


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