神木損壊疑い、不起訴 示談で告訴取り下げ、千葉

 千葉地検は27日、千葉県松戸市の神社の神木に、顔の部分にロシアのプーチン大統領の顔写真を貼り付けたわら人形を打ち付けたとして、器物損壊などの疑いで逮捕された男性(72)を不起訴処分とした。示談が成立し、神社が告訴を取り下げた。神社の代表は「奥さんと弁護士が謝罪に来た。二度としないと約束し、更生を誓うということだった」としている。

 5月19日、松戸市の三日月神社でわら人形を神木に打ちつけ穴を開けた疑いで、県警が6月15日に逮捕。24日に処分保留で釈放されていた。

 三日月神社の渋谷信雄筆頭総代は「戦争反対という願いは分かるが、違う方法があったはず」と話した。


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