五輪改革へ「軽量化」提案 東京大会統括の中村氏

取材に応じる中村英正氏

 昨夏の東京五輪・パラリンピックで、大会組織委員会の現場運営責任者である大会開催統括を務めた中村英正氏(54)が22日までに共同通信の取材に応じ、五輪改革へ「軽量化」を提案した。世界的に招致に手を挙げる都市が減る中、今後は開催地の負担をさらに軽減することが必要だと指摘。(1)準備期間の短縮(2)参加者の削減(3)施設の簡素化―を軸とし「時代に合ったもっと良いやり方がある」と述べた。

 個人的な意見として、5月に国際オリンピック委員会などにも伝えたという。

 中村氏は「スポーツが世界中で行われている以上、五輪・パラも世界中で行われることが望ましい」と指摘した。


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