かど番正代、心境吐露 稽古で馬力を磨き直す

大相撲名古屋場所に向けて稽古する大関正代(右)=東京都墨田区の時津風部屋

 大相撲名古屋場所(7月10日初日・ドルフィンズアリーナ)を4度目のかど番で迎える大関正代が15日、東京都墨田区の時津風部屋での稽古後に取材に応じ「考え過ぎてもしょうがない。なるようになる」と心境を吐露した。この日は出稽古に来た幕内錦木を7勝1敗と圧倒し、幕下力士も含めて13番取った。

 先場所は軒並み不調に陥った大関陣の中で最も振るわず、5勝10敗だった。「立ち合いで腰が入っていなかったし、最後の最後までかみ合わなかった」と分析。馬力を生かして前に出る相撲を磨き直している。

 大関在位10場所で2桁勝利は1度だけ。「頑張らないといけない」と自らを鼓舞した。


  • LINEで送る