異例の土俵2面で稽古 新築の二所ノ関部屋公開

土俵が2面ある新築の稽古場で指導する二所ノ関親方(右端)=7日、茨城県阿見町(代表撮影)

 大相撲の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)が7日、報道陣の代表取材に応じ、茨城県阿見町に新築した部屋での稽古が公開された。2時間の稽古で力士は四股やすり足を入念に行い、申し合いは異例の2面ある土俵で実施。身ぶり手ぶりを交えて指導した同親方は「非常に効率のいい稽古。一人一人の弱点を見つけながら、特技を生かすのが私の役目」と話した。

 部屋は約6千平方メートルもの広大な土地にあり、既存の相撲部屋の常識にとらわれないこだわりを感じさせる。通常は1面の土俵が2面あれば、みっちり稽古する力士と故障を抱えて調整が必要な力士を分けられる。


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