現場で働く人の声聞いて AV法案、当事者が集会

AV法案を巡って国会内で開かれた当事者集会=26日午前

 アダルトビデオ(AV)の出演被害救済に向けた法案を巡り、出演経験者やAV業界で働く人たちが26日、国会内で集会を開いた。国会議員らを前に「現場で働く人の声を無視した法案作りは問題だ」と当事者の話を聞くよう求める意見が相次いだ。

 約2年半AVに出演していたという、いといミユキさんは「出演強要以外にもどんな問題があるのか。現場の人に聞いてほしい」と訴えた。現役で出演する女性は「経済面や精神面で苦しんでいる人が業界に流れてくる。社会の問題を責任転嫁しているのではないか」と憤り、福祉支援などを求めた。

 法案は25日に衆院内閣委員会で可決し、今国会で成立の見通し。


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