厚労省、従来の保険証廃止を提案 マイナカードに一体化促進

厚生労働省(中央合同庁舎第5号館)=東京都千代田区

 厚生労働省は25日、健康保険証をマイナンバーカードに一体化させる「マイナ保険証」の普及策を議論する社会保障審議会(厚労相の諮問機関)の部会を開いた。マイナ保険証に対応するための機器の整備を2023年4月から病院などに義務付け、将来的に従来の保険証の廃止を目指す方針を提案。

 患者がマイナ保険証で受診するには、医療機関が読み取り機などの設備を整える必要がある。政府は23年3月までに全国の病院や診療所、薬局の計22万9528施設で整備したい考えだが、今月15日時点で運用を始めた施設はそのうち19%の4万3693にとどまる。


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