仙台と原町、火力発電7月復旧へ 東北電力、3月の地震で被災

 東北電力の樋口康二郎社長は20日、東京都内で記者会見し、仙台火力発電所4号機(宮城県七ケ浜町)と原町火力発電所2号機(福島県南相馬市)を7月13日に復旧させる方針を説明した。いずれも点検で停止中に3月の東北地方を中心とした地震で被災し、補修のため停止期間を延長している。

 発電会社JERA(ジェラ)と共同出資する相馬共同火力発電が運営する新地発電所(福島県新地町)に関しては、1号機は年内、2号機は来年3月までの期間で復旧時期を精査中とした。タービン設備などが損傷しているという。樋口氏は「夏と冬に向けた供給確保や収支への影響の低減に取り組む」と述べた。


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