防衛相、陸自オスプレイに初搭乗 本格運用へ準備状況視察

陸上自衛隊木更津駐屯地を訪問し、輸送機V22オスプレイを視察する岸防衛相(左から3人目)=29日午前、千葉県木更津市(代表撮影)

 岸信夫防衛相は29日、陸上自衛隊木更津駐屯地(千葉県木更津市)を訪れ、暫定配備されている輸送機V22オスプレイの本格運用に向けた準備状況を視察した。オスプレイに自ら搭乗。自衛隊のオスプレイに防衛相が搭乗したのは岸氏が初めて。米軍のオスプレイには2016年に当時の稲田朋美防衛相が試乗した例がある。

 陸自のオスプレイは20年7月、木更津駐屯地に暫定配備された。米国製の機体で無線機など日本独自仕様の装備品が適切に機能するかどうかの試験を昨年末に終えた。

 防衛省は南西方面への隊員や物資の輸送能力強化に向け、25年までの佐賀空港(佐賀市)への配備を目指している。


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