自宅療養5倍の10万3千人 前週比、最多迫り医療確保が課題

 厚生労働省は21日、新型コロナウイルス感染症による全国の自宅療養者が19日午前0時時点で10万3343人に上り、前週比約5・5倍となったと発表した。入院が必要なのに受け入れ先の医療機関が決まっていない人は全国で1489人おり、これも同約5倍になった。新規感染者数は連日4万人を超えて過去最多を更新している。

 自宅療養者がこれまで最も多かったのは、流行「第5波」時の約13万1千人(昨年9月1日時点)で、それに迫る勢いだ。逼迫が起きている保健所の円滑な業務遂行や、自宅療養者に対する健康観察、往診といった医療体制確保が課題となりそうだ。


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