米独、ウクライナで連携 ロシアのガス管稼働も協議

20日、ベルリンで共同記者会見するドイツのベーアボック外相(手前)とブリンケン米国務長官(ロイター=共同)

 【ベルリン、ワシントン共同】ブリンケン米国務長官は20日、ドイツのベルリンでベーアボック外相と会談した。ウクライナ国境付近に軍部隊を集結させているロシアへの対応で連携し、対話を通じた外交的な解決を目指すことで一致した。ロシアが侵攻した場合には、厳しい経済制裁を速やかに科す方針も確認した。

 ブリンケン氏は会談後の共同記者会見で、ロシア産天然ガスをドイツに送る海底パイプライン「ノルドストリーム2」に反対する米国の立場を改めて表明した上で、稼働を開始しないことで「ロシアに対する影響力」を行使できるとの考えを示した。


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