鳥インフル疑い、殺処分を開始 鹿児島・長島、5万4000羽

鹿児島県長島町の養鶏場で殺処分作業を進める県職員ら=13日午前(同県提供)

 鹿児島県は13日、高病原性鳥インフルエンザの疑い例が発生した長島町の養鶏場の鶏について、遺伝子検査で疑似患畜と確認されたと発表し、飼育する肉用鶏約5万4千羽の殺処分を始めた。半径10キロ圏内の農場で搬出や移動を制限する。高病原性が確定すれば、県内の養鶏場では今季3例目、国内では13例目。

 県によると、管理者が同じ町内の別の養鶏場についてもウイルスが広がった可能性があるとみて、国の防疫指針に基づき、飼育する肉用鶏約5万7千羽を殺処分する。

 12日午前に農場が「死ぬ鶏が増加している」と通報、約90羽が死んでいるのが見つかり、簡易検査で陽性を確認した。


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