国内のワクチン接種1億人超に 1回目、11月以降は頭打ち

新型コロナワクチンの接種を受ける人

 国内で新型コロナワクチンを少なくとも1回打った人が1億人を超えたことが8日公表された政府集計で分かった。開始から10カ月足らずで接種率が80%近くまで伸び、世界でトップ水準になった。ただ11月以降は伸び悩んでおり頭打ちの傾向にある。

 専門家は感染拡大防止の観点から、1、2回目の接種率のさらなる向上が重要と指摘。政府は未接種者が引き続き打てる体制を維持するよう自治体に求めている。

 集計では、少なくとも1回打った人は1億1521人で接種率は79・0%。このうち2回完了したのは9785万5729人で77・3%に上る。3回目はこれまで2万993人が報告された。


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