2021年12月4日 22:48 | 無料公開
「KMバイオロジクス」本社ビル=熊本市
国産の新型コロナウイルスワクチンの開発に取り組むKMバイオロジクス(熊本市)は4日、生後6カ月から18歳向けの不活化ワクチンの臨床試験(治験)を今後国内で行い、来年の実用化を目指す方針を明らかにした。長野県軽井沢町で開催された日本ワクチン学会で発表した。
年度内のワクチン実用化を目指す塩野義製薬(大阪市)は開発中の組み換えタンパクワクチンの治験の初期段階で、感染した場合と同程度の量の抗体が確認できたと明かした。
また複数のメーカーが新たな変異株「オミクロン株」に対応したワクチンの開発や効果の検証、また3回目接種での活用を検討していることに触れた。