真鶴町長、選挙人名簿を不正利用 神奈川、近く辞任の意向

記者会見で選挙人名簿の不正利用を認めて謝罪した真鶴町の松本一彦町長=26日午後、神奈川県真鶴町

 神奈川県真鶴町の松本一彦町長は26日、記者会見し、同町の選挙人名簿約6600人分を自身の選挙のために不正にコピーし、持ち出し利用したことを明らかにした。町長は「軽率な行いをして弁明の余地もない」と謝罪し、近く辞任する意向を表明した。

 町長によると、町民生活課長だった昨年2月、2019年の県知事選で使われた選挙人名簿をコピーし、自宅に持ち帰った。名簿には町内の有権者ほぼ全員の氏名や住所などが記載。松本町長はその後、町を辞め、昨年9月の町長選への立候補を表明した。選挙はがきを送る際に名簿を利用した。


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