コロナ経口薬の国産化支援 首相「対策の決め手」

参院本会議の代表質問で答弁する岸田首相=13日午前

 岸田文雄首相は13日、参院本会議の代表質問で、新型コロナウイルスの感染再拡大に備えて国産の経口治療薬の確保を急ぐ方針を表明した。「コロナ対策の大きな決め手だ。国産治療薬の研究開発を積極的に支援する」と述べた。核軍縮に意欲を見せつつ、核兵器禁止条約の締約国会議へのオブザーバー参加に否定的姿勢を重ねて示した。衆院が14日に解散されるため、衆院選(31日投開票)前の国会論戦はこの日が最後となる。

 公明党の山口那津男代表は核兵器禁止条約締約国会議へのオブザーバー参加を促した。首相は「条約には核兵器(保有)国は参加していない」と説明した。


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