ブラジル株は従来株と同等 東大、ワクチンも有効

 国が監視対象にしている変異株のブラジル株(ガンマ株)は、従来流行していたウイルスと同程度の病原性と増殖性であるとの研究結果を東京大医科学研究所の河岡義裕特任教授らのチームが17日付の米科学アカデミー紀要電子版に発表した。再感染しても重症化しにくく、ワクチン接種も有効だとしている。

 チームは変異株に置き換わる前に国内で流行していた欧州株と武漢株、ブラジル株の病原性や増殖力を、感染した場合に人と近い症状が出るハムスターで検証した。感染後の体重変化や鼻や肺のウイルス量を調べるとほぼ同じだった。


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