感染者をオンライン診察 特別車両開発、産総研

産総研が開発した、新型コロナウイルスの感染者を医師がオンラインで診察できる車両=17日午後、茨城県つくば市

 茨城県つくば市の産業技術総合研究所などは17日、エックス線撮影装置を搭載し、新型コロナ感染者を医師がオンラインで診察できる車両を開発したと発表した。病院内の一般患者や医療従事者と感染者との対面接触の機会を減らし、二次感染のリスクを減らすことができる。7月初旬につくば市内の病院での運用開始を目指す。

 車両の大きさはバスと同程度で、全長約9m、幅約2m、高さ約3m。後方の診察エリアには、エックス線撮影装置やモニターが取り付けられている。車両はインターネットに接続し、撮影した画像は病院にいる医師の手元に自動で送られ、患者はモニターを通じて医師とやりとりする。


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