五輪期間、まん延防止適用で調整 G7で「国際公約」、準備本格化

G7サミットを終え英国から帰国し、手を振る菅首相。右は真理子夫人=14日午後、羽田空港

 政府は東京五輪・パラリンピックを巡り、大会期間中、東京都にまん延防止等重点措置を適用する調整に入った。G7の首脳声明に五輪開催への支持が盛り込まれ、新型コロナウイルスの感染対策など準備を本格化させた。観客を入れた形の開催に慎重な専門家の意見に配慮した。観客は他のスポーツイベントの人数上限に準じて今月中に判断するが、緊急事態宣言の解除を機に、観客数制限を緩和する案も浮上した。政府関係者が14日、明らかにした。

 大会期間中の重点措置適用は、お盆の人の流れを抑える狙いもある。

 官邸筋は「しっかり対策を取る。国際公約になったことで中止や延期はもうない」と語った。


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