橋本会長「万全の準備を」 組織委がコロナ対策協議

東京五輪・パラリンピック組織委の理事会であいさつする橋本聖子会長=26日午後、東京都中央区(代表撮影)

 東京五輪・パラリンピック組織委員会は26日、東京都内で理事会を開き、橋本聖子会長は「万全な準備を行い、東京大会を成功させたい」と重ねて決意を示した。理事会では大会の新型コロナウイルス対策などを協議した。7月23日の五輪開幕まで2カ月を切ったが、新型コロナの収束は見通せず、国内外で開催に批判的な声が強まっている。

 理事会では、理事を務める小山有彦都議=都民ファーストの会=が再延期も含めて「あらゆることを想定すべきだ」と述べた。武藤敏郎事務総長は記者会見で「延期や中止の議論があるとの言及があった。ただ、中止すべきだ、延期すべきだとの話はなかった」と説明した。


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