EU、血栓発症者への再接種禁止 アストラ製ワクチンで勧告

 【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)の医薬品規制当局、欧州医薬品庁(EMA、本部アムステルダム)は21日、英製薬大手アストラゼネカ製の新型コロナワクチンを接種した後、血小板減少を伴う血栓症を発症した人には、2回目の接種で同社製ワクチンを使ってはならないと勧告した。

 EMAは同社製ワクチン接種後の血栓症を「非常にまれな副反応」としている。医師らに対し、同社製ワクチン接種後3週間以内に血小板が減少した人については血栓の兆候を、血栓が生じた人には血小板減少の兆候をそれぞれ確認する必要があるとも勧告した。

 EMAは「効果はリスクを上回る」との見解を示している。


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