中村吉右衛門さんは心臓発作 療養のため5月休演、松竹が発表

中村吉右衛門さん

 松竹は30日、東京都内のホテルで3月に体調不良を訴え救急搬送された歌舞伎俳優で人間国宝の中村吉右衛門さん(76)の病状について心臓発作だったと発表した。療養に専念するため5月の東京・歌舞伎座の舞台は休演するという。

 吉右衛門さんは3月28日夜、歌舞伎座の舞台に出演後、ホテルで体調不良を訴え、病院に救急搬送された。松竹は、医師による診察の結果、当面の間、療養に専念する必要があるとしている。

 5月12日からの歌舞伎座「五月大歌舞伎」公演の第3部「八陣守護城」に佐藤正清役で出演の予定だったが、中村歌六さんが代役を務める。


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