競艇の不適切受給215人に 選手が2億円、全員処分へ

競艇選手の持続化給付金不適切受給を巡り、記者会見する日本モーターボート競走会の潮田政明会長(右端)ら=28日午前、東京都内

 ボートレーサー(競艇選手)が新型コロナウイルス対策の国の持続化給付金を不適切に受給していた問題で、実態調査をしていた日本モーターボート競走会と選手会は28日、結果を公表する会見を開いた。新たに選手4人が新型コロナウイルス対策の持続化給付金を不適切に受給していたことが分かり、計215人になったと発表。総額は約2億1千万円に上った。

 競走会などは215人全員を出場停止や戒告の処分にする。全員が返還済みか返還の手続き中という。公営競技業界では、日本中央競馬会(JRA)の騎手13人を含む関係者167人が計約1億9千万円を不適切に受給していたことが分かっている。


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