東京五輪、持続可能性低い 「大規模」に厳しい評価

東京五輪のメインスタジアム、国立競技場

 1992年以降のオリンピックで持続可能性がどの程度配慮されたか分析した結果を、スイスなどの国際チームが19日付英科学誌に発表した。環境負荷、社会正義、経済性の3分野で評価し、今夏の東京五輪は規模が大きいことなどから、16大会のうち13位タイと低評価だった。98年冬の長野大会も10位タイで、国内の大会に厳しい目が注がれた。

 92年冬のフランス・アルベールビルから、昨年10月時点の想定を基にした東京大会までを対象に、観客数や準備に伴う住民の立ち退き、大会後の施設利用、公費負担割合など3分野9項目を評価した。


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