高齢者接種1万5千人 ワクチン、国公表の2倍

65歳以上の高齢者を対象とした新型コロナウイルスワクチンの接種=12日、北九州市

 12日から始まった新型コロナワクチンの高齢者接種を受けた人が約1万5千人に上ることが18日、共同通信の調査で分かった。接種数を把握していない自治体も多く、実際はもっと多いとみられる。約3600万人を対象に接種が始まって19日で1週間。国が公表しているのは約6700人で、2倍以上の差が開いた。

 国は接種状況をリアルタイムに把握して一元管理する新システムを構築し活用しているが、内閣官房の担当者は「予診票を回収してからまとめてシステムに入力するところもあり、集計に反映されるまで時間差があるようだ」と説明している。円滑な接種に向けて迅速な情報発信が課題となる。


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